北京にはどれくらいお金を持っていけばいい?:北京旅行にかかる費用

初めて北京に行くという人は、どれくらいのお金を持っていけばいいのかで悩みますよね。あまりにたくさん両替しても、余ってしまったら損しますし、少なすぎて足りなくなっても困ります。北京旅行をするのに、いったいどれくらいのお金を持っていくのがいいのでしょう?

結論からお伝えすると、北京に行くのに現金を持っていく必要はありません。地下鉄の交通費プラスお守りとして200元くらい持っていればOKです。なぜなら北京で現金を使っている人なんていなくて、お店によっては現金を使えません。北京での支払いはWeChat PayもしくはAlipayが主流で、私も1年に2〜3回北京を訪れていますが、2020年以降、1度も両替をしていません。

ただ、どれくらいのお金がかかるのかは知りたいでしょうから、どれくらいの費用が発生するのかを見ていきましょう。

目次

北京旅行の食費は1日100〜200元

北京は物価が上がっているのと、高級志向が進んでいるのもあり、何を食べるかによって食費は大きく変わります。どんなものを食べるのかにもよりますが、高級なものを食べるのでなければ、ビールを飲んでも1日150元(約3000円)くらいあれば十分です。

朝ごはん:15〜40元
昼ごはん:30〜60元
夜ごはん:50〜150元

かなり大雑把な計算ですが、高級店でなければこれくらいが目安になります。夜ごはんの内容しだいで変わってきますが、1日150元くらいと考えておきましょう。

少しでも食費を抑えたいなら、ローカルな定食屋さんを活用することで1日100元以内に収めることも可能です。反対に、北京で流行っているクラフトビールのお店「悠航SLOWBOAT」でビールとハンバーガーを注文したときには、150元くらいかかりました。北京ではそのような富裕層向けのお店が増えつつあります。

美味しいものほど価格が高くなるのは日本も北京も同じです。安くて美味しいものもありますが、北京旅行の目的のひとつが「グルメ」だという人は、1日あたり250元くらいを考えておきましょう。

食費の目安:3,000円(150元)×日数

北京旅行の交通費は1日25元+50元

交通費はタクシーやDiDiを使うかどうかで変わりますが、人気の観光スポットのほとんどが地下鉄で移動できるため(万里の長城はバスか電車)、基本的な動きは地下鉄を利用すると仮定します。

地下鉄の金額は距離によって変わりますが、1回で3〜5元くらいでそれを5回乗り継いで観光するとすると、1日25元あれば十分です。それに空港線の往復分である50元が追加でかかると考えておいてください。

交通費の目安:500円(25元)×日数+1,000円

北京の主な観光スポットの入場料は約50元

観光をするわけですから入場料が発生します。北京の人気観光スポットの入場料も把握しておきましょう。

観光スポット入場料
故宮博物館・紫禁城60元(11~3月:40元)
恭王府40元
頤和園60元(11~3月:50元)
天壇34元(11~3月:28元)
八達嶺長城40元(11~3月:35元)
明十三陵30元(11~3月:20元)
北海公園10元(11~3月:5元)
景山公園2元
北京動物園19元(11~3月:14元)

最新の料金は公式サイトでご確認ください

どこに行くか、どの季節に行くかにもよりますが、有料施設は1ヶ所50元くらいで計算しておきましょう。1日2ヶ所に行くなら100元という計算になります。

観光スポットの入場料の目安:100元(2,000円)×日数

北京のホテルはデポジットが必要になることもある

中国のホテルの多くがデポジット(預け金)が必要になるケースもあります。すでにインターネットで支払いをしていても、デポジットを要求されることもありますので、あらかじめデポジット分を用意しておきましょう。

悩ましいのはその金額がホテルごとに違うということです。通常のホテルの場合は1泊300元くらいかかります。他のホテルでも宿泊日数×1.5×宿泊料金くらいがひとつの目安になります。

2泊3日で1泊1万円のホテルなら3万円かかります。かなり高額な金額ですし、何よりも帰国前にそんなお金が戻ってきても困りますよね。可能であればクレジットカードで払うようにしましょう。クレジットカードの場合は、チェックイン時にデポジットを精算し、チェックアウト時にデポジット費用のキャンセル処理が行われます。

デポジットのお金を用意するのは面倒ですので、クレジットカードで済ませてしまいましょう。ただし、すべてのクレジットカードが対応しているわけではありません。特にJCBは使えないケースが多いので、クレジットカードはカード会社の違う2枚を用意してください。

ホテルのデポジットの目安:宿泊日数×1.5×宿泊料金
※クレジットカードを使えば必要なし

北京旅行のお土産代の目安は5,000円

海外旅行に行ったらお土産を買って帰るという人も多いかと思います。中国のものはあまり好まれないケースもありますが、何も買わないというわけにもいきませんよね。そのために、ある程度はお土産代を用意しておきましょう。

パンダクッキー:約80元(1,600円)
パンダチョコ:約130元(2,600円)
プリッツ(12箱):約100元(2,000円)

空港で売られている定番のお菓子はこれくらいの値段ですので、基本的には割高です。コンビニやスーパーなどでポッキーやPejoyなどのお菓子を購入しておきましょう。

また、北京にいくつもある稲香村の月餅は1個60円くらいで、味も日本人に合っているのでおすすめです。これなら30個買っても2,000円以下です。ばらまき用にぜひ活用してください。

中国茶:100元/500g

お土産の定番、中国茶の価格はピンきりですが、お土産なら1斤(500g)で100〜150元くらいが相場です。空港ではかなり高品質のお茶ばかり揃っていますので、安く買いたい場合には王府井や前門などで購入しておきましょう。

お土産の目安:5,000円

まとめ:北京旅行の滞在費用は1泊につき1万円で考えておこう

ホテルのデポジットをクレジットカード払いするとして、トータルでかかる滞在中にかかる費用としては、1泊につき1万円くらいで考えておけば、お土産も含めて十分に北京を楽しめます。もちろん、高級レストランで美味しいものを食べるとなるともっと高くなります。1日にかかる費用は食費次第といったところ。

もっとも北京は基本的にWeChat PayかAlipay払いが基本です。すべての費用を現金で持っていく必要はありません。現金として持っておくべきなのはお守りとしての200元(4,000円)くらいで十分です。電子マネーを使えるようにしておき、1万円だけ両替、余った分を空港での食事とお土産で使うというのもいいかもしれません。

また、現金が必要になれば銀行のATMでキャッシングも可能です。そんな機会はまずないと思いますが。どうしても両替しておきたいという人のために、おすすめの両替場所について記載した記事がございますので、そちらをご参照ください。

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この記事を書いた人

2000年に初めて北京を訪れたときに、そのエネルギッシュな人々や街の虜に。2013年に万里の長城マラソン日本事務局をスタート、現在は年3回のペースで北京を訪れています。日々変わっていく北京の街の最新情報をお届けします。

▶ 万里の長城マラソン日本事務局代表
▶ RUNNING STREET 365 編集長
▶ ワークマンアンバサダー

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