北京にはどれくらいお金を持っていけばいい?:北京でかかる費用

初めて北京に行くという人は、どれくらいのお金を持っていけばいいのかで悩みますよね。あまりにたくさん両替しても、余ってしまったら損しますし、少なすぎて足りなくなっても困ります。北京旅行をするのに、いったいどれくらいのお金を持っていくのがいいのでしょう?

結論からお伝えすると、北京に行くのに現金を持っていく必要はありません。地下鉄の交通費プラスお守りとして200元くらい持っていればOKです。なぜなら北京で現金を使っている人なんていなくて、お店によっては現金を使えません。北京での支払いはWeChat PayもしくはAlipayのみです。

ただ、どれくらいのお金がかかるのかは知りたいでしょうから、どれくらいの費用が発生するのかを見ていきましょう。

目次

食費は1日100〜200元

まず大事なのは食費ですよね。どんなものを食べるのかにもよりますが、高級なものを食べるのでなければ、しっかりとお酒を飲んでも1日150元(約3000円)くらいあれば十分です。

朝ごはん:15〜40元
昼ごはん:30〜60元
夜ごはん:50〜100元

かなり大雑把な計算ですが、高級店でなければこれくらいが目安になります。夜ごはんにお酒を飲むかどうかで変わってきますが、1日150元くらいと考えておきましょう。

たくさん飲み食いしたいという人や、カフェなども利用するという場合は、プラス100元くらい用意しておきましょう。

食費の目安:3000円(150元)×日数

交通費は1日25元+50元

交通費はタクシーを使うかどうかで変わりますが、現在北京では流しのタクシーを止めるのはとても難しいので、基本的な動きは地下鉄を利用すると仮定します。ただ、地下鉄でほとんどの場所に行けますので不便さはありません。ただし、中国の携帯電話番号を持っていない場合には、交通費は原則現金払いになります。

地下鉄の金額は距離によって変わりますが、1回で3〜5元くらいでそれを5回乗り継いで観光するとすると、1日25元あれば十分です。それに空港線の往復分である50元を用意しておきましょう。

交通費の目安:500円(25元)×日数+1,000円

主な観光スポットの入場料

観光をするわけですから入場料が発生します。北京の人気観光スポットの入場料も把握しておきましょう。

故宮:60元(11~3月:40元)
恭王府:40元
頤和園:60元(11~3月:50元)
天壇:34元(11~3月:28元)
八達嶺長城:40元(11~3月:35元)
明十三陵:30元(11~3月:20元)
北海公園:10元(11~3月:5元)
景山公園:2元
北京動物園:19元(11~3月:14元)

どこに行くか、どの季節に行くかにもよりますが、有料施設は1ヶ所50元くらいで計算しておきましょう。1日2ヶ所に行くなら100元という計算になります。

観光スポットの入場料の目安:100元(2,000円)×日数

ホテルのデポジット

中国のホテルの多くがデポジット(預け金)が必要です。すでにインターネットで支払いをしていても、必要になることもありますので、あらかじめデポジット分を用意しておきましょう。

悩ましいのはその金額がホテルごとに違うということです。通常のチェーン店っホテルの場合は1泊300元くらいかかります。他のホテルでも宿泊日数×1.5×宿泊料金くらいがひとつの目安になります。

2泊3日で1泊1万円のホテルなら3万円かかります。かなり高額な金額ですし、何よりも帰国前にそんなお金が戻ってきても困りますよね。可能であればクレジットカードで払うようにしましょう。クレジットカードの場合は、チェックイン時にデポジットを精算し、チェックアウト時にデポジット費用のキャンセル処理が行われます。

デポジットのお金を用意するのは面倒ですので、クレジットカードで済ませてしまいましょう。ただし、すべてのクレジットカードが対応しているわけではありません。特にJCBは使えないケースが多いので、クレジットカードはカード会社の違う2枚を用意してください。

ホテルのデポジットの目安:宿泊日数×1.5×宿泊料金
※クレジットカードを使えば必要なし

お土産代

海外旅行に行ったらお土産を買って帰るという人も多いかと思います。中国のものはあまり好まれないケースもありますが、何も買わないというわけにもいきませんよね。そのために、ある程度はお土産代を用意しておきましょう。

パンダクッキー:約80元(1,600円)
パンダチョコ:約130元(2,600円)
プリッツ(12箱):約100元(2,000円)

空港で売られている定番のお菓子はこれくらいの値段ですので、基本的には割高です。カルフールやセブンイレブン、スーパーなどでポッキーやPejoyなどのお菓子を購入しておきましょう。

また、北京にいくつもある稲香村の月餅は1個60円くらいで、味も日本人に合っているのでおすすめです。これなら30個買っても2,000円以下です。ばらまき用にぜひ活用してください。

中国茶:100元/500g

お土産の定番、中国茶の価格はピンきりですが、お土産なら1斤(500g)で100〜150元くらいが相場です。空港ではかなり高品質のお茶ばかり揃っていますので、安く買いたい場合には王府井や前門などで購入しておきましょう。

お土産の目安:5,000円

1泊につき1万円で考えておこう

ホテルのデポジットをクレジットカード払いするとして、トータルでかかる費用としては、1泊につき1万円くらいで考えておけば、お土産も含めて十分に北京を楽しめます。もちろん、高級レストランで美味しいものを食べるとなるともっと高くなりますが、そういうお店はクレジットカード払いが可能です。

とはいえ、北京は基本的にWeChat PayかAlipay払いが基本です。1日の予算を1万円と考えておき、支払いはクレジットカードを紐づけたWeChat PayかAlipayですることになるため、今の北京では「いくら両替しよう」と考える必要はありません。

現金として持っておくべきなのは宿泊日数分の交通費とお守りの200元(4,000円)で十分です。電子マネーを使えるようにしておき、1万円だけ両替、余った分を空港での食事とお土産で使うというのもいいかもしれません。また、現金が必要になれば銀行のATMでキャッシングも可能です。そんな機会はまずないと思いますが。

どうしても両替しておきたいという人のために、おすすめの両替場所について記載した記事がございますので、そちらをご参照ください。

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