中国元への両替はどこでするのがベスト?

中国に旅行するときに絶対に必要になるのが両替。中国はキャッシュレス化が進んでいますが、観光客が使う環境が整っていません。このため、どうしても現金を持ち歩く必要があります。

そうなってくると、どこで両替すればいいのか悩みますよね。空港で両替するのが楽ではあるものの、どう考えてもレートが良くありません。ここでは、中国元への両替をどこですればいいのかについてご紹介します。

目次

両替場所ごとのレート比較

両替する方法としては次の4つがあります。おすすめの順番とその方法を見ていきましょう。

  • 金券ショップでの両替
  • クレジットカードを使ってのキャッシング
  • 北京の空港での両替
  • 国内空港での両替

おすすめしたいのは、国内の金券ショップでの両替です。金券ショップ?と思うかもしれませんが、これにはきちんとした理由があります。その理由をお伝えする前に、それぞれのレートについて見ていきましょう。

標準レート:16.27円販売買取
金券ショップ16.28円15.65円
クレジットカード16.75円
北京の空港17.75円14.79円
国内空港17.84円14.42円

クレジットカードは手数料を1.5%、金利を年18%で計算しています。ちょっと驚くかもしれませんが、金券ショップは標準レートとほとんど変わらないレートで両替できています。

金券ショップは中国人に円を売ることで儲けており、そこで支払いに使われる元は、できるだけ手元に持っておきたくないため、このような低レートで買取できるというわけです。

こんな低レートで違法じゃないのかと思うかもしれませんが、外貨両替は免許も許可もいらず、自由なレートで売買が認められています。このため、金券ショップは違法でも何でもなく、安心して利用できます。

とはいえすべての金券ショップのレートがいいわけではありません。例えば大黒屋などは、銀行よりは少しマシな程度のレートで利用するメリットはほとんどありません。

自分で探すのが難しいという人のために、おすすめの金券ショップをいくつかご紹介しておきます。

外貨両替ドルレンジャー

外貨両替ドルレンジャーは都内に4店舗ある金券ショップで、その中でも競合の多い新宿西口店では、ほぼ標準レートでの両替ができます。東京周辺で中国元に両替したいという人は、ここを利用しておけば間違いありません。

店舗:新宿西口・六本木・銀座3丁目・東京駅前

HP:https://d-ranger.jp

チケットショップアイギフト

大阪で中国元を購入したいときには、チケットショップのアイギフトがおすすめです。こちらも外貨両替ドルレンジャーと同様に、かなり良いレートで中国元を購入できます。

周辺には他にも金券ショップがいくつもありますので、念のため他の店舗のレートも確認しておきましょう。

店舗:大阪梅田

HP:http://igift.cside.com

どれくらいの金額を両替すればいいか

レートを見て気づいた人もいると思いますが、日本円を中国元にして、あまった中国元を日本円に戻すと、トータルで20%近い手数料を取られることになります。1万円分余ったら戻ってくるのは8千円ですので、できるだけ無駄な両替はしたくないところですよね。

北京でどれくらい遊ぶかにもよりますが、予算としては1泊1万円程度と考えておきましょう。2泊3日の旅行なら2万円あれば充実した時間を過ごすことができます。もちろん、高級中華を食べ歩いたり、スマホやパソコンなどを買ったりしようと思っているなら、2万円では足りませんが、観光だけならそれで十分です。

足りなくなったらどうするの?と思うかもしれませんが、キャッシングができるのでそれほど大きな問題にはなりません。キャッシングの方法については次章で詳しく解説していきます。

両替金額についての詳細は下記記事で説明していますので、ぜひ参考にしてください。

北京にはどれくらいお金を持っていけばいい?

いざというときはクレジットカードでキャッシング

金券ショップはとてもいいレートで両替できますが、それがメインの商売ではないので、店舗に中国元がほとんど残っていなということがよくあります。また東京や大阪ならいいレートの金券ショップもありますが、その他の地域ではそのようなお店はあまりありません。

このような場合には、クレジットカードのキャッシング機能を使ってお金を借りましょう。キャッシングは金利が発生しますが、帰国してすぐに返済すれば、金利もそれほど大きな額にはなりません。

キャッシングは空港や銀行のATMから簡単にできます。中国語なのでわかりにくいですが、次の手順で行ってみましょう。

  1. クレジットカードが使えるATMを探す
  2. クレジットカードをATMに挿入
  3. 暗証番号を入力
  4. 「取款(現金引き出し)」を選択
  5. 「信用卡账户(クレジットカード口座)」を選択
  6. 金額を選択もしくは入力して「确认(確認)」を押す
  7. 出てきた現金を受取る
  8. 「退卡(カード返却)」ボタンを押してカードを回収

ATMとクレジットカードの相性で利用できないこともありますので、その場合には別の銀行のATMでチャレンジしてみましょう。ちなみにJCBは、クレジットカードの裏に「Cirrus」と記載されていないものは利用できないことがよくありますので注意してください。

当然ですが、キャッシング機能のないクレジットカードではキャッシングできません。キャッシング利用枠を超えての借り入れもできません。利用する場合には、事前にカード会社に確認しておきましょう。

ちなみに楽天プレミアムカードなら、北京空港のラウンジを無料で使うことができます。海外旅行傷害保険も付帯していますので、年に2回以上海外に行くのであれば10,800円の年会費の元が取れます。

もちろんキャッシング機能も持たせることができますので、クレジットカードが1枚しかないのであれば予備の意味でも作っておくことをおすすめします。

日本の空港での両替は避けよう

両替場所として絶対に避けたいのが日本の空港です。2019年のGWは10連休ということもあり、多くの日本人が中国に行きましたが、そのときの標準レートが16元だったにも関わらず、空港内の両替は19元以上のレートになっていました。

20%近い手数料を取られていることになり、ほとんどメリットがありません。しかも帰国したときの残金を両替するときにも、また20%取られるわけです。

3万円を両替したら6千円取られるわけですから、かなり損ですよね。6千円あったら北京でかなり美味しいレストランで食事できます。

20%というのは大型連休だったというのもありますが、基本的に空港内の両替は10%以上の手数料がかかると考えて、緊急時以外には利用しないでください。日本の空港で両替するくらいなら、北京空港の銀行で両替しましょう。

帰国したときに中国元が余っていた場合には、両替で戻すのではなく、空港などにあるポケットチェンジ端末を使って電子マネーにチャージしてください。

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