北京のバスの乗り方

北京に限らずどの地域でもバスを乗りこなせるようになったら、その土地に馴染んできた証拠みたいなところがあります。北京の場合は地下鉄が発達していますので、バスに乗らずにほぼどこにでも行けるのですが、北京市街地から離れた観光スポットに行くにはバスの利用は必須です。

ここではそんな北京のバス利用方法について分かりやすくご紹介します。

目次

外国人観光客がバスを利用するのは難しい

以前はバスを利用するのに一卡通という交通系カードを使用できましたが、2024年4月現在、外国人旅行者が一卡通を購入することができません。このためバスに乗るには一卡通アプリなどを使うか、現金払いで乗ることになります。

ただし現金払いは現実的ではありませんし、アプリは現地の携帯電話番号がないと利用できません。バスを使えるようになるとかなり便利なのですが、現時点ではバス移動は選択肢から外れます。どうしてもバス移動したい場合は、現地の携帯電話番号を入手して、アプリを使えるようにしましょう。

以降はアプリを使ってバスを利用する場合の方法について解説していきます。

バスの乗り方

バスに乗るにはもちろんバス停からです。バス停には行き先ごとに案内板が立っています。自分の乗りたい路線番号が分かっている場合には、その番号が記載されている案内板を探しましょう。

行き先は分かっているけど、路線番号が分からない場合は、案内板をひとつひとつ確認してください。百度地图アプリを使ってルート案内をすればどの路線に乗ればいいのかを教えてくれますので、北京に行くときには百度地图を必ずインストールしておきましょう。

百度地图
iOS版
Android版

待っているバスが来たら、少し道路側に出て待ってください。手を挙げなくてもバスは止まってくれます。基本的には前側から乗車になります。運転席の近くにスマホ決済をする機械がありますので、アプリの使用方法に合わせて、スマホをタッチするか、QRコードで決済してください。

バスの座席は空いていればもちろん座ってもいいのですが、小さい子どもや高齢者が乗ってきたときにはすぐに席を譲るようにしましょう。

バスの降り方

自分が降りるバス停なのかどうかはアナウンスしてもらえますが、ほとんどの人は聞き取れないかと思います。前方の電光掲示板に次のバス停が表示されますので、それを見逃さないようにしましょう。

バスを降りるときは日本のようにボタンがあるわけではありません。日本と同じようにバスの真ん中あたりが下車口がありますので、そこに移動して降りるよというアピールをしましょう。

バス停が近くになって運転手さんが何か言ったら「有(ヨウ)」と大きな声で答えましょう。だいたい「降りる人いる?」と聞いていますので、「いるよ」という意味で「有」と伝えます。

降りるときには再度スマホをタッチさせたりQRコードを読み込ませたりする場合と、何もしないでいい場合があります。距離で値段が変わる場合には下車時処理が必要で、一律同金額の場合には何もしなくてもかまいません。

よく分からない場合には周りの人を観察して真似るようにしてください。他の人が機械にスマホをかざして下車していれば同じように下車時に読み込ませて、していなければそのまま通過しても構いません。とはいえ分からなけれ読み込ませておけば間違いありませんので、周りを見てもよく分からないときは下車時処理をしておきましょう。

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