北京のタクシーの乗り方

北京ではタクシーは市民の重要な交通手段のひとつです。タクシーは初乗り3kmで13元ですので、1元を16円で計算すると初乗りが208円ということになります。東京ですと約1kmで420円ですからなんと東京の1/6の値段ということになります。

タクシーをうまく活用できれば、かなりの時短になりますので、滞在時間が限られている旅行者の移動手段としては上手に活用したいところです。

ただ、北京でタクシーに乗るにはちょっとしたコツがあります。それを知っていないとそもそもタクシーを拾うことからできなくて途方に暮れることになります。北京でタクシーに乗るためのポイントについてここでは分かりやすくご紹介します。

目次

アプリを使って配車するのがスタンダード

北京でタクシーに乗る場合にはアプリが必須だと考えてください。以前は流しのタクシーもありましたし、今でも捕まえられないこともないのですが、時間だけが無駄に流れていくことになりかねません。空港からホテルまで移動するようなケースを除いてアプリで配車してください。

北京でタクシーを配車する場合におすすめのアプリは「滴滴(DiDi)」になります。これだけインストールしておけば間違いないと言いたいところなのですが、残念ながら日本国内で「滴滴(DiDi)」アプリをダウンロードできません。

それでは使えないのでは?と思うかもしれませんが、「滴滴(DiDi)」はAlipayアプリやWeChat Payアプリに入っているので、そちらを利用すればOKです。Alipayで支払いたい場合にはAlipayアプリ、WeChat Payで支払いたい場合にはWeChat Payアプリを使ってください。

乗車するときには本人確認が必要で、自分の電話番号の下4桁を伝えなくてはいけません。「你好 XXXX」と登録している電話番号下4桁を乗車前に言えばOK。中国語の発音に不安があるなら、紙に4桁の番号を書いて渡せば問題ありません。

乗車は助手席が基本!ドアは手動

日本のようにドアが自動で開いたり閉まったりしませんので、普通の車と同じように自分で開閉しましょう。乗車は助手席が基本だと考えてください。ただし、後部座席を選んでもまったく問題ありません。

助手席に座る場合には必ずシートベルトを着用しましょう。していない場合には運転手さんに注意されます。

金額はメーターに表示されますので、それに従って支払いをしてください。空港から市内、市内から空港などのルートは高速料金が掛かりますので、表示金額プラス高速料金になりますので注意してください。

目的地は名前と住所を紙に書いて見せる

アプリを使う場合には問題ありませんが、流しのタクシーを捕まえたり、空港からホテルまでタクシーを使ったりするとなると、中国語で伝えなくてはいけません。ただ中国語の発音はかなり難しいので、現地で生活できるレベルの中国語でないと目的地をきちんと伝えることができません。

発音の問題だけでなく、その場所を知らないという可能性もあります。目的地は住所と合わせて紙に書いて見せるようにしましょう。念のために最寄り駅の名前も書いておくといいでしょう。

北京のタクシーはチップ不要

中国は欧米のようなチップ文化がありませんので、タクシーの運賃以外にチップを支払う必要はありません。ただ、お釣りが数元くらいだったら、「お釣りはいらない」と言って渡しても構いません。このあたりは日本の感覚と同じです。

白タクは使うべきではないけれど

どのインターネットサイトを見ても「白タクは使ってはいけない」と書かれています。でも、どんなときも白タクがNGかというとそうでもありません。夜中などはなかなかタクシーが捕まらないことがよくありますので、それほど長い距離の移動でなければ、やや割高の金額を支払うだけでスムーズに移動できます。

正規のタクシーが使えるのにわざわざ白タクを使う必要はありませんが、きちんと値段交渉をした上で納得できる金額で乗せてもらえるなら白タクもそれほど悪くはありません。

ただ、トラブルになりやすいのは事実ですので、安全に旅を終えたいのであれば原則として白タクは使わずに、緊急時のみうまく活用しましょう。

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