交通カード「一卡通」を手に入れて自由に旅する

北京での移動には圧倒的に地下鉄が便利です。東京の地下鉄と同じくらい張り巡らされていますので、ほとんどの観光地に行くのに地下鉄で移動できます。ただし、明十三陵のようにバスかタクシーでしか行けない場所もあります。

タクシーですとかなりのお金がかかりますので、ここはバスを使いたいところですが、現金払いの場合はバス利用が少し面倒です。バス料金が分かりませんし、それを確認するにも中国語を話せる必要があります。

バスを使えば行動範囲を広げられるので、何とかしてバスを利用できるようになっておきたいところです。

でも、そんなバス移動をとても簡単にしてくれるアイテムがあります。それが北京市政交通カード「一卡通」です。これはSuicaカードと同じで、事前にチャージしておけば自由にバスも地下鉄も乗り降りできます。

このカードを持っておくと、バスに乗るときに金額がわからなくても心配いりません。地下鉄に乗るときにも毎回切符を購入しなくても済みます。

一卡通は窓口で購入する

一卡通を手に入れる方法はとても簡単です(ちょっと勇気がいりますが)。地下鉄の窓口で「我要买一张一卡通,充值80元(80元チャージした一卡通を1枚ください)」と書いた紙と100元を渡してください。

北京空港駅の窓口ですと、外国人慣れしていますので、スムーズに対応してもらえます。ただし、窓口に人がいないときやカードが売り切れていることもありますので、必ず買えるわけではないので気をつけてください。

ない場合は「没有(méiyǒu:メイヨウ)」と言われます。この単語はよく使いますので、覚えておくと便利です。

ちなみに20元はデポジットですので、デポジット20元とチャージ80元で合わせて100元になります。デポジットはカードを返却するときに戻ってきます。

一卡通にチャージする

80元のチャージがあれば、2泊3日くらいの移動なら再チャージの必要はありませんが、空港線の往復だけで50元かかるとなると、たくさん移動した場合には残金不足になることがあります。

この場合は、駅でチャージをしてください。日本と同じように券売機でチャージが可能です。

  1. 券売機にカードを差し込む
  2. 「充值」を押す
  3. お金を入れる
  4. 領収書がいらない場合は「充値不打印收据」を押す
  5. カードを受け取る

券売機がすべて使えないことや、お札を受け付けないことがよくあります。この場合は、チャージしたい金額と一卡通を窓口で渡して「充值(chōngzhí :チォンヂィー)」と伝えればOKです。

一卡通を返却してデポジットを返してもらう

一卡通は帰国するときに「我想退卡(カードを返したい)」と書いた紙とカードを窓口に渡せば、残金とデポジットが返ってきます。

ただし、100元以上残金が残っていると返却できませんので気をつけてください。基本的には1回のチャージを100元にしておけば大丈夫です。

ただ、また北京に来るつもりなら手元に持っておくと、次回購入の手間が省けます。損しても20元ですので気になるほどの額ではありませんよね。ただし、長期間使っていないと、簡易的に凍結されることがあります。

この場合は、窓口でチャージしてもらえば、またすぐに使えるようになります。

一卡通はApple Payに対応しているけど…

実はこの一卡通はApple Payに対応しています。このため、iPhone7以降のiPhoneに登録しておけば、ICカードなしで電車に乗ることができます。ただし、Suicaと同じように、まずは物理的なカードが必要で、その情報をiPhoneに移すので、旅行者にはそれほどメリットはありません。

しかも中国人でないと、iPhone単体でのチャージができません。外国人が使う場合には、一卡通にチャージして、それをiPhoneで読み取るのでほとんど意味がありません。

いずれクレジットカードから引き落としができるようになるかもしれませんが、2018年の時点ではあえて設定するほどのことではありません。ちょっとスマートな北京を体験したいという人は、下記サイトを参考にして登録してみましょう。

Apple | 北京や上海の交通系 IC カードを Apple Pay に追加する