事前予約が必要な北京の観光スポット

北京の観光スポットの多くが事前予約制へと移行しましたが、故宮、国家博物館などの混雑しやすい人気の観光スポットを除き予約制が廃止されました。ただし、現状でもいくつかの施設は事前予約が必要となっています。

そこでここでは、北京で事前予約が必要な観光スポットと観光をするときの予約方法など、知っておくべき情報をまとめて解説していきます。これから北京に旅行や出張などで行くという人は、しっかりと頭に入れておきましょう。

目次

事前予約が必要な北京の観光スポット

2025年3月19日現在、下記の観光スポットへの入場が事前予約必要となっています。

  • 故宮博物院(紫禁城)
  • 国家博物館
  • 天安門広場
  • 天安門城楼
  • 毛主席記念堂
  • 人民大会堂
  • 軍事博物館
  • 国家自然博物館
  • 中国考古博物館
  • 首都博物館
  • 北京警察博物館
  • 北京魯迅博物館
  • 中国人民抗日戦争記念館
  • 国家図書館少年館
  • 北京大学
  • 清華大学

各施設の予約方法

それぞれの施設の予約方法や予約受付期間をまとめました。

スクロールできます
施設名予約方法予約受付期間
故宮博物院(紫禁城)WeChatミニプログラム来館7日前の20:00から
国家博物館WeChatミニプログラム
公式サイト
アプリ
来館7日前の17:00から
天安門広場公式サイト
WeChatミニプログラム
アリペイ
百度(バイドゥ)ミニプログラム
京通 WeChat
北京日報アプリ
来場9日前から前日まで
天安門城楼公式サイト
WeChat公式アカウント
アリペイミニプログラム
京通 WeChat
7日前から前日まで
毛主席記念堂WeChat公式アカウント
WeChatミニプログラム
人民網の毛主席記念堂特設ページ
来館6日前から前日まで
人民大会堂WeChatミニプログラム来館3日前から前日まで
軍事博物館チケット予約用ミニプログラム来館8日前から前日まで
国家自然博物館公式サイト
WeChat公式アカウント
来館3日前から前日まで
中国考古博物館WeChatミニプログラム
WeChat公式アカウント
3日前まで
首都博物館WeChatミニプログラム7日前から前日まで
北京警察博物館WeChatミニプログラム
WeChat公式アカウント
3日前から前日まで
北京魯迅博物館WeChatミニプログラム3日前から(当日予約可能)
中国人民抗日戦争記念館WeChatミニプログラム3日前から(当日予約可能)
国家図書館少年館WeChat公式アカウント3日前から(当日予約可能)
北京大学WeChatミニプログラム7日前から
清華大学WeChatミニプログラム平日(月曜定休):前日から
平日以外:7日前から

最新の情報はWeChatやホームページなどでご確認ください。

北京の観光スポットはWeChatなどでの予約が必要

紫禁城や天安門広場などの観光スポットは現在でも事前予約が必要になっています。オーバーツーリズム帽子と安全性確保のために、入場者数を管理しているのですが、これを知らずに北京に行って、どこも観光できなくなっていて、北京を楽しめなかったという人もいるようです。

施設によっては当日現地に行ってみたら入場できたというケースもありますが、その場合も原則としてその場で予約しなくてはいけないこともあります。すべての施設で共通というわけでなく、施設によっては窓口でチケットを購入でき、施設によっては予約なしではNGとなることもあります。

観光施設の予約はWeChatもしくはAlipayのミニアプリなどで行います。WeChatで予約した場合には、精算もWeChat Payで行うので、WeChat Payとクレジットカードの紐付けを事前に行っておかなくてはいけません。その方法については別記事がありますので、そちらをご参照ください。

施設によってはWeChatにしか対応していなかったり、Alipayにしか対応していなかったりしますので、どちらも支払いに使えるように設定しておきましょう。

WeChatから予約するには中国国内の携帯電話番号がいる

観光施設の予約はWeChatでできるとお伝えしましたが、外国人が予約する場合には大きな障壁があります。その障壁は「予約時に中国の携帯電話番号が必要になる」ということです。これはいずれ改善される可能性がありますが、少なくとも2024年5月の段階では、中国の携帯電話番号がないとWeChatから予約できません。

このためほとんどの外国人観光客にとって、観光施設の予約ができないということになります。もちろん対処方法はあるのですが、まずはそのような状況にあるということを頭に入れておいてください。いまの北京は中国の携帯電話番号なしだとかなり不便な思いをすることになるので、長期滞在するなら携帯電話番号取得も選択肢に入れておきましょう。

中国の携帯電話番号を取得する方法についても別記事がありますので、北京観光を快適にしたいという人はそちらの記事もご参照ください。

中国の携帯電話番号を持っていない場合の対処方法

中国の携帯電話番号を取得するのが難しい場合でも、対処方法がまったくないわけではありません。どのようにして対処すればいいのかを見ていきましょう。

現地の人の電話番号を借りる

これは正しい方法なのかはわかりませんが、実際に多くの人が「結果的にそうなった」対処方法になります。WeChatで予約する場合に求められる携帯電話番号は、必ずしも自分のものでなくても予約できてしまいます。このため、現地の人にお願いして電話番号を貸してもらえば観光客でも予約できます。

「結果的にそうなった」というのは、観光施設の入口で「日本人だから中国の携帯電話番号を持っていない」と説明したら、受付の人が自分の番号を入力して、予約処理をしてくれることがあるためです。現地に知り合いがいるのであれば、その人にお願いして電話番号を貸してもらいましょう。

ホテルで予約してもらう

ハイアットや北京飯店など、コンシェルジュのいるハイクラスのホテルに泊まっている場合には、ホテルで予約してくれることもあります。反対にゲストハウスのように外国人観光客の多い宿泊施設でも、電話番号を貸してくれて予約できるケースもあります。まずはホテルの受付で予約できないか聞いてみましょう。

パッケージツアーを利用する

北京にはいくつもの旅行代理店があり、パッケージツアーを販売しています。HISなども北京支店があり、万里の長城や紫禁城を巡る商品を用意しています。それらを使えば、自分で予約しなくても観光スポットを巡ることができます。しかも日本語でのサポートがついています。

ただし、人気の観光スポットの場合には、予約を確保できない可能性もあります。この場合、ツアーの内容が変わることもあるのでご注意ください。

日本人はTrip.comとkkdayで予約するのがおすすめ

観光するためのハードルがこんなに高いなら、北京で何もできないじゃないかと思うかもしれませんが、実は日本人でも事前に簡単に予約できる方法があります。それが「Trip.com」と「kkday」です。それぞれのサービスについて見ていきましょう。

Trip.comのツアー予約

Trip.comなんて聞いたことがないと思うかもしれませんが、以前はCtripという名前で展開していた中国の予約サイトで、信頼も実績もあるサービスになります。実際に北京のホテル予約や、航空券の確保に利用したことがありますが、サポートもしっかりしていて安心して利用できました。

多少割高になりますが、中国の携帯電話番号を確保する必要もありませんので、観光の敷居を下げてくれるとても助かるサービスです。紫禁城は1週間前に予約する必要がありますが、その他の施設であれば前日予約でも問題ありません。

とはいえ、現地に行ったら想定外のトラブルばかり起きるのが中国。できるだけ国内で予約しておき、それに合わせて旅のスケジュールを組みましょう。

kkdayのツアー予約

kkdayは世界中の観光ツアーを予約できるサービスで、北京でも故宮博物館や万里の長城をガイドするツアーを販売しています。日本国内で予約から決済までできるので、北京では遅刻しないように集合場所に向かうだけでOK。

京天壇+頤和園+旧頤和園1日ツアーなども用意されており、人気の観光スポットを専用車両で移動してもらえます。個人旅行では訪れるのが難しい観光スポットまでラインナップされていますので、よりディープに北京を楽しみたい方におすすめのサービスです。

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