【北京オリンピック公園】鳥の巣は北京市民の憩いの場

北京オリンピックが終わったあと、北京国家体育場の周辺は北京オリンピック公園として、市民の憩いの場となっています。何があるかというと「何もない」公園ですが、北京オリンピックのメイン会場となった北京国家体育場(鳥の巣)や北京国家遊泳中心(ウォーターキューブ)などの、凝ったデザインの建築物を見ることができます。

ここではそんな鳥の巣や北京オリンピック公園の見どころや、楽しみ方についてご紹介していきます。

目次

北京オリンピック公園(鳥の巣)の魅力

北京オリンピック公園は鳥の巣でイベントでもないかぎり、ただの広い公園です。南北の距離が約5kmもあり、北からオリンピック森林公園北園、オリンピック森林公園南園、北京オリンピック公園の3つのエリアに分かれています。鳥の巣やウォーターキューブがあるのが北京オリンピック公園エリアになります。

人が多いのは北京オリンピック公園エリアで、中国のガイドブックでも万里の長城の次に紹介されているほど、メジャーな観光スポットになっているため、中国全土から鳥の巣やウォーターキューブをひと目見ようと観光客がやってきますが、夕方以降になると地元の人たちの憩いの場になります。

最も美しくなるのが夕暮れどきから、夜のライトアップにかけての時間です。北京で最も美しいものに挙げられるのが大陸に沈む夕日ですが、天気が良ければ鳥の巣に沈む夕日を眺めることができます。しかしながら、本番は日が沈んだあと。ライトアップされた鳥の巣は、夕日に勝るとも劣らない美しさがあります。

そういう意味ではオリンピック公園へは夕方以降に行くのがベストですが、建物の中をゆっくりと見たいのであればもう少し早めに行きましょう。

北京国家体育場・鳥の巣
営業時間:9:00-17:30
入場料:50元

北京国家遊泳中心・ウォーターキューブ
営業時間:9:00-18:00(遊泳は21時まで)
入場料:30元(遊泳:60元)

もちろんいずれも外から見るだけなら無料です。でも鳥の巣はぜひ建物の中からも見てもらいたいところです。イベントが開催されていると入れませんが、普段は普通に見学できますので、建築やアート、写真に興味がある人はぜひ営業時間内に行って、内部を見せてもらいましょう。

ちなみに、鳥の巣は「スカイウォーク」といって、別料金を払えば天井を歩くこともできます。プールは遊泳券を購入すれば泳ぐこともできます。

オリンピック森林公園は自然豊かで居心地がいい

北側にあるオリンピック森林公園はとにかく広いので歩いてすべて回るのは、あまりおすすめできません。ほどほどのところで引き返しましょう。もし公園内をしっかり見て回りたいなら、南門を入ってすぐのところにあるレンタサイクルを利用しましょう。

公園内はとても北京市内にいるとは思えないほど自然豊かで、居心地のいい空間になっています。滞在期間が長くて北京っ子の熱にちょっと疲れたというときには、癒やしの場になりますので、ぜひのんびりと過ごすつもりで、お気に入りのお菓子とお茶を持って散策にでかけてみましょう。

おすすめの季節は色鮮やかな花が咲き誇る春です。ひまわりの季節も見応えがあり、秋は紅葉が美しいので、冬以外はとても楽しめるかと思います。冬は晴れたら、それはそれで美しいのですが、そもそも晴れる日が少なく、そして凍えるほど寒いの長居するのには向いていないので注意してください。

北京オリンピック公園を走ってみよう

もし普段からランニングをする習慣があるなら、ぜひ北京オリンピック公園を走ってみてください。北京オリンピック公園は北京マラソンのゴール地点でもあり、ちょっとだけその雰囲気を味わうことができます。おすすめは人の少ない午前中の時間帯のオリンピック森林公園です。

オリンピック森林公園は北京っ子にとってのランニングの聖地になっていて、ランニングコースもいくつか用意されています。小さな起伏もあって走り応えがあるコースになっていますので、思ったよりも汗をかくかもしれません。ちゃんと給水できる用意をしておきましょう。

走ったあとは、ウォーターキューブで体を冷やすというのもおすすめです。北京にまで行って何をしているのだと思うかもしれませんが、暮らすように旅するというのもなかなか面白いものですよ。初北京ではもっと行くところがあるかと思いますが、もう観光スポットもひと通り行ったという人はぜひ北京オリンピック公園で汗を流してみましょう。

北京オリンピック公園(鳥の巣)へのアクセス

北京地下鉄8号線:奥体中心駅下車 徒歩10分

北京オリンピック公園は、北京地下鉄8号線の奥体中心駅から徒歩10分のところにあります。ただ奥体中心駅がすでに北京オリンピック公園内にあるようなレイアウトになっているので、それほど歩く感覚はありません。奥体中心駅から鳥の巣までが10分程度と考えてください。

奥体中心駅から鳥の巣まではそれほど遠くありませんが、奥体中心駅からオリンピック森林公園の北端まで行こうとすると駅から6.5kmくらい歩くことになります。北京オリンピック公園内には奥体中心駅だけでなく、奥林匹克公园駅、森林公園南門駅もあり、とにかく巨大な公園になっています。

おすすめの奥体中心駅から北上し、鳥の巣を過ぎたあたりから龍形水系沿いに歩くルートです。そのまま歩けるところまで歩いて、戻りは森林公園南門駅を利用しましょう。余裕があるならオリンピック森林公園も散策してみてください。

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