北京に行ってみると、とても魅力的なアイテムがいくつも見つかり、お土産に買って変えるたくなりますが、お店で売っているからといって、必ずしも日本に持ち帰ることができるわけがありません。
ここでは、中国・北京から持ち帰ることが出来るものと、持ち帰ることができないものについて、詳しくご紹介していきます。
日本に持ち込むことが出来ないもの
まずは、中国に関係なく日本国内に持ち込めないものをご紹介します。
- コピー商品
- ワシントン条約で定められたもの
- 肉製品(ハム・ソーセージ、点心など)
- 果物
- 植物の種
- 土のついた花
- 薬物
- 武器
- 風俗を害すべきDVD・雑誌
特別なものはありませんが、北京からの帰国で気をつけたいのは、コピー商品と北京ダックです。中国ではコピー商品がかなり減ったとはいえ、いまだにブランド品の偽物が出回っています。
秀水街や紅橋市場で売られているブランド品は、まず間違いなくコピー商品ですので、日本への持ち込みは禁止です。
また北京空港でも売られている北京ダックは肉製品ですので、もちろん日本への持ち込み不可です。お土産のネタとしては良さそうですが、禁止されている以上は別のものを買って帰りましょう。
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気をつけたいのは革製品と漢方薬です。革製品の中にはワシントン条約で禁止されているものが使われているケースがあります。また、麝香や虎骨を使った漢方薬もNGです。分からない場合には持ち帰らないようにしましょう。
日本に入国するときに申請・申告が必要なもの
- 3本(合計2,280ml)以上の酒類
- 400本を超えるタバコ
- 海外市価の合計額が20万円の範囲を超える品物
- 100万円を超える現金等
- 1品目24個を超える化粧品
- 2ヶ月分を超える医薬品
- 1ヶ月分を超える処方薬
- 2オンス(56ml)を超える香水
このあたりは、すでに知っているものも多いかと思います。申請や申告は自主的に行いますので、黙っていれば分からないと思うかもしれませんが、ルールはルールです。上記に該当する場合には、申請や申告を行ってから持ち込みましょう。
中国から持ち出してはいけないもの
- 2万元を超える人民元
- 5,000ドルを超える外貨
- 貴重文化財(骨董品・文化財・古美術)
- 絶滅に瀕する貴重動植物(標本を含む)及びその種子・繁殖材料等
- 国家秘密に触れるもの
現金に関しては、これだけの外貨も人民元も持ち出すことがないかと思いますので、基本的には問題ありません。ちなみに5,000ドルを超える外貨でも申告すれば持ち出せますが、預金銀行での許可証が必要になりますので、旅行者は実質持ち出し不可です。
気をつけたいのは骨董品です。骨董品の種類にもよりますが、古いものは基本的には持ち帰れないと考えておきましょう。どうしても持って帰りたい場合には、「中華人民共 和国文物保護法」「中華人民共和国文物保護法実施条例」に抵触しないことを確認してから持ち帰りましょう。
まとめ
- 北京ダック:NG
- コピー商品:NG
- 骨董品:商品の種類と年代による
- 革製品:ワシントン条約に引っかかっていないか注意
基本的にはこれくらいを頭に入れておきましょう。北京ダックだけでなく肉製品はすべてNGですので、肉を使ったお土産は持ち帰らないようにしましょう。コピー製品ももちろんNGです
その他にも、骨董品や革製品は持ち帰っていいものとそうでないものに分かれます。自分で判断が難しい場合には「持ち帰らない」が基本です。思わぬところでトラブルに巻き込まれる可能性がありますので、注意してください。