中国に入国するときには入国カード(外国人入境卡)を提出します。以前は出国するときには出国カード(外国人出境卡)を提出していましたが、2024年5月の段階では出国カードは必要ありません。入国カードは入国審査のゲート付近に置いてありますので、そちらに記入したうえで入国審査の列に並びましょう。
コロナ禍前は飛行機の機内で入国カードが配られていましたが、パンデミック後、2度の中国旅行では、いずれも入国カードは配られませんでした。キャビンアテンダントに依頼すればもらえるかもしれませんが、とりあえず基本的には入国審査前に入手して記載するものだと考えておいてください。
入国カード(外国人入境卡)の記入例を見ていきましょう。
まずは入国カードの表面ですが、特に難しいことはありません。中国での住所はホテル名を書いておけばOKです。電話番号は日本の携帯電話番号の最初の「0」を取って「+81」を加えましょう。たとえば「080-xxxx-xxxx」は「+8180xxxxxxxx」と記載します。
記載するときに慌てなくて済むように、ホテル名と飛行機の便名はスマホの通信できなくても見れるメモに書いておくと便利です。
入国カードは裏面も記載する箇所がありますので、忘れず記載しておいてください。裏面は3つの質問と署名になります。質問の内容は下記になります。
- 往路の旅程は確定していますか? 「はい」の場合、詳細をご記入ください。
- 中国の招聘団体または招聘者がいますか? ある場合は、連絡先をご記入ください。
- 過去2年間にどの国(地域)を旅行しましたか?
ここで重要になるのが2番で、ビジネスビザで入国する場合(仕事で中国に行く場合)には、この部分も記載しておきましょう。観光で中国にいく場合には「否」を選んで、残りは無記入にして構いません。