世界遺産を駆け抜けよう!「万里の長城マラソン」

北京を訪れる人が必ず行きたい場所のひとつが万里の長城ですよね。でも、八達嶺長城は観光客の数が多くて、万里の長城の雄大さが半減してしまいます。「とりあえず万里の長城に行ってきました」となる感は否めません。

でも、そんな万里の長城を1日満喫できるマラソン大会があります。それが万里の長城マラソンで、各地の万里の長城で大会が開催されています。その中でも「Great Wall of China Marathon」は日本事務局もあり、多くの日本人が参加しています。

ここでは、そんな万里の長城マラソン(Great Wall of China Marathon)についてご紹介していきます。

目次

万里の長城マラソンとは

万里の長城マラソン(Great Wall of China Marathon)は1年に2回、春と秋に北京の万里の長城で開催されているマラソン大会です。本部は中国にありますが、そもそも日中友好のために始めた大会ですので日本事務局があります。

万里の長城というのは、城壁が1本道のように繋がっているイメージがあるかもしれませんが、実はいくつも枝分かれしており、その一部が観光地として解放されており、そこを舞台に万里の長城マラソンが開催されています。

参加費は25,000円と高いのですが、北京市街地から万里の長城までの送迎バス代などが含まれています。普通の観光では訪れることのできない万里の長城を満喫することができるなど、とても魅力的な内容になっています。

万里の長城マラソンの会場

万里の長城マラソンで使われているのは、八達嶺長城の近くにある「八達嶺古長城」とその先にある「永恒長城」です。春大会は八達嶺古長城、秋大会は永恒長城を使います。

春は毎年5月1日に開催され、秋は10月の日曜日に開催となっています。メインになっているのは春大会で、すでに18回開催されています。日本人参加者は100人以上となり、世界中から300人以上のランナーが集まります。

秋大会は数年前から試験的に始まった大会で、まだ小規模ですが、日本人がほとんど訪れることのない永恒長城を走れます。ただし万里の長城部分が短めです。それでも数ある万里の長城の中でも圧倒的な美しさを誇る長城で、つい足を止めて写真を撮りたくなります。

万里の長城マラソンの種目

万里の長城の種目は次のようになっています。

  • フルマラソン
  • ハーフマラソン
  • 10km
  • 5km

走力がないという人でも、それぞれの距離に合わせて選ぶことができます。フルマラソンの制限時間は10時間ですが、普通のフルマラソンを4時間以内で走れる走力が求められます。

あまり運動をしないという人は、5kmもしくは10kmがおすすめです。そこそこ走っているという人ならハーフマラソン。チャレンジすることが好きだという人はフルマラソンに挑戦してみましょう。

万里の長城マラソンの申し込み

万里の長城マラソンは日本語のHPがありますので、そちらから申込みを行ってください。春大会も秋大会も事務局のサイトから直接申込みができます。春大会はクレジットカードで支払いたい人のために、RUNNETやスポーツエントリーに対応しています。

万里の長城マラソン:http://greatwallrun.com

日本事務局は日本人スタッフが対応していますので、すべて日本語でOKです。大会にも日本事務局が現地に向かいますので、中国語が話せなくても、現地で困ることはほとんどありません。

春大会は無料の観光ツアーも用意されていますので、通常の観光では行かないようなディープな北京を体験したい人は、ぜひ利用しましょう。

万里の長城マラソン日本事務局の運営について

実は万里の長城マラソン日本事務局の運営とこのサイトの運営は同じで、このサイトは万里の長城マラソンに参加する人のために、観光も楽しんでもらうために制作しました。

ですので、万里の長城マラソンの内情にも詳しいのですが、万里の長城マラソンは日本のマラソン大会のようにしっかりとした運営とは言い切れません。緩いところも多く、さらに中国ならではの問題を常に抱えています。

2019年の春大会は、毎年使っている会場を中国政府の指示で秋大会の会場に変更させられました。誘導ミス、記録の測定ミスなどもあり、完璧さを求めているとストレスを感じることになります。

日本事務局としても改善に向けて提言をしていますが、それでもまだまだ緩さがあります。そんな大会ですが、日本事務局としては全力でサポートいたしますので、気になるという方はぜひエントリーをご検討ください。

万里の長城マラソンの写真

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