中国ではLINEやFacebook、TwitterといったSNSを利用できません。このため、北京国際空港などで売られているSIMカードを購入した場合、これまではVPNを使うなどの一般的でした。ところが、VPNはネットワークに詳しくない人でないと取り扱いが難しく、さらに北京の場合にはVPNも規制されることがよくあります。
上手くインターネットに繋がらなくてイライラするくらいなら、お持ちのスマホをSIMフリーにして、香港のSIMカードを利用するのがおすすめです。
詳しい説明は省きますが、香港のSIMカードの中には香港と中国本土の両方で使えるものがあります。香港ではLINEやFacebookへの規制がないため、香港のSIMなら北京でも問題なくSNSを使うことができるというわけです。
でも香港SIMなんて、どこに売ってるのか分からないという人もいますよね。安心してください。香港のSIMカードはAmazonや楽天市場で販売しています。ただ、Amazonにも香港SIMにもいくつかの種類があるので、迷ってしまうかも知れません。北京旅人でおすすめするのは、スタンダードなSIMカード「China Unicom 4G高速データ通信」です。
China Unicom 4G高速データ通信だけでもいくつかありますが、下記パッケージのSIMカードを選んでおけば間違いありません。自分で探せないという人はリンク先の商品をご購入ください。
上限が5GBで8日間利用できますので、通常の旅行であればこれ1枚あれば十分です。もし容量を使い切った場合には、クレジットカード決済で追加チャージも可能です。(追加チャージのサイトにアクセスするにはwi-fi環境が必要)
※現在2GBのSIMカードが5GBに増量されているものと、そうでないものの2種類があります。容量は大きいほうが安心ですので5GBのSIMカードを購入しましょう。
ただし、一部で追加チャージがうまくできないというケースがありますので、PC接続をする予定の人は1枚多く購入しておくようにしましょう。
SIMカードには有効期限(開通期限)がありますので、使わない場合には無駄になるかも知れませんが、それでも1枚1200円程度ですので、予備を持っておいて損はないかと思います。
SIMカードを利用するときの注意点
最新のスマホなら設定なしで、SIMカードを差し込めば利用できるよううになっていますが、古いスマホの場合には設定をしなくてはいけません。そのときの注意点が2つあります。
- APNに「3gnet」と入力する
- ローミングを「ON」にする
自動で接続されない場合には、APNとローミングの確認を行ってください。ローミングがOFFになっていて繋がらないというミスがよくありますので、注意しましょう。
また、iPhoneの場合で国内で格安SIMを使っている場合、設定してあるプロファイルを削除しないと通信できません。「設定」→「プロファイル」→プロファイルを選択→「プロファイルを削除」してください。
当然ですがSIMカードは、スマホがSIMフリーでないと利用はできませんので、国内キャリアで購入したという人は、キャリアショップでSIMの解除をしてもらいましょう。
- ソフトバンク:ソフトバンクの携帯電話を他社で利用する/SIMロック解除
- ドコモ:SIMロック解除の手続き
- au:SIMロック解除のお手続き
もしSIMフリーにできなかった場合には、空港でレンタルWiFiを借りるか、キャリアの海外ローミングを利用しましょう。詳しくは別記事がありますので、そちらをご確認ください。