簋街(鬼街)で北京名物「ザリガニ料理」に挑戦しよう!

北京のグルメというと北京ダックや羊肉串、しゃぶしゃぶを思い浮かべる人が多いかと思いますが、実は日本人にあまり知られていない名物がもうひとつあります。それが「小龙虾」、いわゆるザリガニ料理です。

北京での人気ぶりを考えると、日本で知られていないのが不思議なのですが、北京の人たちは何時間もかけて、ザリガニの名店に並ぶこともあります。ここではそんなザリガニ料理について詳しくご紹介します。

目次

ザリガニ料理を食べられるのは簋街(鬼街)

北京の簋街(鬼街)というのはいわゆる居酒屋街です。日本の居酒屋街と違うのは、大通りである東直門内大街に面したお店が、すべて居酒屋になっているという点です。東直門から北新橋までの約1.5km、ほぼすべて居酒屋です。

そのお店の半分近くがザリガニ料理のお店です。

有名店の前には100人以上の人が並んでいて(整理券があるので列はありません)、観光スポットでは体験できないディープな北京を感じられ、散策しているだけでも楽しくなります。

お店が集まっているのは北新橋駅から東側ですので、簋街に向かうなら地下鉄5号線の北新橋駅(北新桥)を降りるのがおすすめです。駅を出ればすぐに簋街になっていて、他の街にはない活気に、お酒を1滴も飲まないうちから気分が高揚するはずです。

ちなみに、小龙虾を日本の漢字にすると「小龍蝦」となり、中国語で龍蝦は伊勢海老を示します。ということで、小龍蝦は小さな伊勢海老ということで、イメージだけは高級食材ですが、実際には安価で庶民に人気の食材です。

ザリガニ料理の注文方法

調理方法はいくつもありますが、絶対に頼みたいのが「麻辣小龍蝦」です。唐辛子やにんにく、胡椒などを使って激辛に調理してくれます。1匹食べるだけでビールが1杯空になるので注意してください。

エビに限りなく近い味がしますが、明らかにエビとは違います。身がとても少ないので、剥くための労力はカニに近いかもしれません。両手にビニール手袋をして、手づかみで殻を取り除いていただきます。

注文するときには、「匹数・大きさ・辛さ」を聞かれます。他の料理も美味しいお店が多いので、1人2〜3匹になる計算で、予算が許すなら少しでも大きなザリガニを選ぶようにしましょう。

質問注文したら、いろいろ聞かれてよく分からなくなったら「你定吧(Nǐ dìng ba.)」と伝えましょう。「あなたにおまかせします」という意味で、どう仕上がってくるかは不安ですが、会話ができない以上任せたほうがいいでしょう。

4人以上で行くなら、ビールはセルフサーバーで注文しましょう。ザリガニ料理はビールがいくらあっても足りません。ただし、サーバーに注ぐまでに時間がかかるので、最初の1杯は瓶で頼んだほうがいいかもしれません。

注文などの中国語が不安だという場合には、出発前にTripFeverで翻訳機の「ポケトーク」を借りておくと安心です。下記バナーをクリックすると、TripFeverのレンタルサイトにアクセスできます。

おすすめのザリガニ料理店

あまりにもお店が多すぎて、どこに入っていいか迷うかと思いますので、地元で評価の高いお店を5店舗ご紹介します。

胡大饭馆と红巷子·胡大私藏菜馆は簋街でも1,2を争う人気店ですので、すぐにお店に入れない可能性があります。红巷子は東直門店もあり、そちらのほうが駅から離れているため入りやすいかもしれません。

怪客龙虾はザリガニ料理だけでなく串料理や海鮮料理も人気のお店で、あれもこれも食べたいという人におすすめです。

せっかくの北京だから、もっとローカルな雰囲気で食べたいという場合には龙虾趴研发中心がおすすめです。ちょっとオシャレなお店で、予算が他店の倍くらい必要になりますが、北京の今を感じることができるはずです。

どのお店も満員でどうにもならなかったら、簋街仔仔小龙虾に入りましょう。簋街仔仔小龙虾は簋街に10店舗以上あるチェーン店ですが、サービスもしっかりしており、価格もリーズナブルです。

よく分からないお店に入るよりも安心です。ザリガニは寄生虫の心配がある食材ですので、きちんと調理をするお店でないと不安があります。しっかり熱を通せば問題ないのですが、そういう意味からもチェーン店は安心して利用できます。

簋街(鬼街)へのアクセス

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