【天安門広場】中国の中心にある世界最大の広場

北京観光するなら、絶対に外せない場所のひとつが天安門広場ですよね。中国を象徴するような場所ですし、様々な歴史を背負った場所のひとつです。天安門広場は中国全土から観光客が訪れる場所でもあります。

そのため、とてもセキュリティが厳しい場所でもあります。それを踏まえたうえで天安門広場への観光についてご案内します。

目次

パスポートは必ず持っていく

これは天安門広場に限ったことではないのですが、北京を観光するのであればパスポートは常に携帯してください。ホテルの金庫に保管するという人もいるようですが、思わぬところでパスポートの提示を求められることがあります。

天安門広場の場合は、広場への入口でIDチェックがありますので、パスポートがないと入れません。

しかもかなり厳重なチェックが行われていて、1人ずつ調べられますので土日は大行列になってしまいます。ただし、日本人だと分かるとほとんどチェックされることなく通過させてもらえます。

セキュリティを厳しくしているのは国内のテロ対策ですので、ウイグルやチベットから来た人に対するチェックを厳しく行っています。このため、日本のパスポートを見せれば、荷物のチェックすらされないこともあります。

ただし、日本人であることを証明しなくてはいけませんので、パスポートは必須です。必ず持ち歩くようにしてください。

天安門広場の基礎知識

天安門広場はただの広場ですので、何の知識もなく行くと「こういうところなのね」と写真を撮って終わります。ちなみに写真を撮るのは自由です。現地の人たちと同じように撮影を楽しんでください。

ときどき「写真を撮ってあげる」と近づいてくる人がいますが、これは断るというか相手をしないでください。お金を請求されることもあります。

天安門広場は南北2つの門に挟まれたエリアになります。南にあるのが正陽門で、北にあるのが天安門です。天安門から北が皇帝が暮らしたり、執務を行ったりする紫禁城になります。

北京は明や清の時代の都ですが、皇帝が出征を見送ったり、法律などを公布したりするのに使われたのが、この天安門と天安門広場です。中華人民共和国の建国式典の建国宣言も、天安門の上で毛沢東が行っています。

この天安門は1970年に建て直されたものですので、実はそれほど古いものではありません。内部にはエアコンやエレベーターなどがあるというと興ざめするかもしれませんが、それでも中国にとっては特別な場所であることには変わりません。

天安門の城楼には15元で入ることができます。紫禁城を観光する時間がないという人は城楼くらいは見ていきましょう。あまり登る日本人はいないようですが、天安門広場を一望できますので、少なくとも15元の価値はあります。

天安門広場の広さは南北800m、東西500mで世界最大の広場と言われています。ここに50万人の人が入るということで、そんなところでテロなどが起きたら大変なのでセキュリティが厳しいわけです。

国旗掲揚・降納式がベストの時間

せっかく観に行くなら、中国国旗の掲揚・降納式の時間帯に合わせましょう。天安門広場では朝に国旗を上げ、夕方に国旗を下げるというのを毎日行っています。

ただし、毎日決まった時間に行うのではなく、日の出と日の入りに合わせて行われますので、国旗掲揚・降納式の時間は毎日違います。事前に下記リンク先で時間をチェックしてから訪れるようにしましょう。

北京天安门升旗时间:http://www.tianqi.com/shengqishijian/

天安門へは前門からの北上するのがベスト

天安門広場の入口は天安門東、天安門西、前門の3ヶ所しかありません。時間があまりないという人は、西から入って東に出て王府井に向かうのがおすすめですが、その広さを体感したいという人は前門から向いましょう。

前門はかつて城内で仕事をしている人が出入りする門ですので、その前には大きな市場ができ、現在の前門大街につながっています。そちらを観光したあとに天安門広場に入り、そこから故宮(紫禁城)や王府井に向かうのが北京観光の王道です。

ただし、このルートにはひとつだけ問題があります。それは地下鉄の前門駅がときどき封鎖されるということです。混雑を避けるためという理由ですが、この場合は前後の駅で下車しなくてはいけません。

前門駅封鎖は頻繁に行われますので、土日に天安門を訪れるというときは、そのことを頭に入れておきましょう。

天安門広場に入れない日もある

せっかく北京観光に行っても、天安門広場に入れない日があります。基本的には年中無休で4時から22時であれば、いつでも広場に入ることができるようになっているのですが、中国政府の判断で「今日は入れない」となることも。

例えば大きな会議をしたり、海外からの来賓があったりすると、半日や1日入れなくなります。

入れない日は「仕方ない」と諦めるしかありません。ただし、広場に入れなくても天安門の前のエリアには入れることもあります。また、午前中はNGでも午後にオープンになることもありますので、臨機応変に対応してください。

毛沢東記念堂と人民英雄紀念碑

天安門広場内には2つの大きな建造物があります。ひとつは毛沢東の遺体が収められている毛沢東記念堂で、もうひとつが中国革命の英雄を称える人民英雄紀念碑です。

毛沢東記念堂はカメラの持ち込みができませんので、ただ見るだけです。お墓と同じですから当然ですよね。中国人にとっては特別な場所ですので、そのあたりはきちんと頭に入れたうえで訪れてください。入場料は無料です。

人民英雄紀念碑に彫られている「人民英雄永垂不朽」は毛沢東の直筆で、「人民の英雄は永遠に不滅だ」と中国語で書かれたものです。この記念碑が革命の象徴となっているため、様々な革命運動がこの天安門広場を舞台に発生しています。

天安門広場へのアクセス

地下鉄1号線:天安門東、天安門西
地下鉄2号線:前門

さっと見て、さっと帰りたいという場合には、天安門西駅もしくは天安門東駅からアクセスし、毛沢東記念堂や人民英雄紀念碑を見たいという人は、前門駅からアクセスしましょう。

いずれもセキュリティチェックがあり混雑することもありますので、時間に余裕を持って行くようにしましょう。

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