北京に行ったら、ぜひ太極拳を地元の人たちと一緒にやってみたい。そう思っている人もいるかと思います。でも、初めての北京だとどこにいつ行けばいいのかわかりませんよね。そこで、ここでは太極拳をするために、知っておきたい基本情報について詳しくご紹介していきます。
太極拳とは
太極拳をラジオ体操のようなものだと思っている人もいるようですが、本来の太極拳は中国に伝わる武術のひとつです。太極拳では体の気を使うため、血行がよくなり健康促進の効果も期待できます。ただし動きが複雑で、すべてを身に着けることは容易ではないということで、国が普及のために簡易的な太極拳を作らせました。
それが簡化二十四式太極拳で、24の動きからなる太極拳になります。24の動きはすべてYouTubeで確認できますので、下記動画を事前にチェックしておきましょう。動きを事前に把握しておくと、実際に北京で教えてもらうときにもスムーズに習得できます。
太極拳をしたいなら早朝の公園に行こう
地元の人たちが太極拳をしているのは早朝です。ラジオ体操と同じで、太極拳をしてから1日が始まるという方も大勢います。太極拳に適している時間が陽と陰のバランスが取れた日の出の時間ですので、早朝ににホテル近くの公園に行ってきましょう。まだ街は静かなのに、公園には多くの人が集まっているはずです。
ただ、あまりに早すぎても人がまばらですので、7時前後に公園に到着するくらいで十分です。公園を散策しながら太極拳をしているグループを探しましょう。大きい公園なら、複数の太極拳グループが見つかるはずです。グループには師範となる人がいて、その人がグループメンバーに太極拳を教えています。
このため、筋を通すならその人に参加の許可をもらうべきですが、まずは近くで見学するのがいいかと思います。そうするとあちら側から誘ってくれることもあります。見学しながら動きを真似ていると「こっち側に来て一緒にやろう」と勧誘されます。必ずそうなるとは限りませんが、そういう感じで混ぜてもらうのが1番スマートです。
ただし、グループによってが月会費制になっているので、混ぜてもらえないこともあります。その場合には他のグループをあたるようにしましょう。
北京で太極拳が行われている公園
北京中の公園で太極拳が行われていますが、初めての北京だとどこにどんな公園があるかわからないですよね。そこで太極拳が行われている大きな公園をピックアップしておきます。
- 景山公園
- 天壇公園
- 地壇公園
- 朝陽公園
- 北海公園
- 日壇公園
- 中山公園
- 紫竹院公園
他にも公園と名前が付く場所なら、太極拳ができる可能性はありますが、最近は太極拳よりもダンスが人気ですので、あまりに小さな公園ですと太極拳をしていないかもしれません。ホテル近くにあるできるだけ大きな公園に行くことをおすすめします。
もちろん公園へは動きやすい服装で行くようにしてくださいね。太極拳は思った以上に体を大きく動かしますので、動きを拘束するような服装や踵の高い靴はNGです。公園まで軽くジョギングをしていき、そのまま太極拳に混ぜてもらうのがいいかもしれません。