北京を訪れた人の多くが訪れたい場所のひとつが万里の長城ですよね。できることならトランジットの待ち時間でも行ってみたいという人や、出張後の空き時間に行ってみたいという人もいるかと思います。
ただネットで情報を集めても、難しいという人もいれば大丈夫という人もいて、悩ましいところです。
ここではそんな万里の長城を観光するのにどれくらいの時間がかかるのか、トランジットの待ち時間でも行けるのかについてご紹介します。
八達嶺長城までの所要時間
北京にはいくつかの万里の長城がありますが、その中でもアクセスしやすいもののが八達嶺長城です。バスでも電車でも行けますが、電車は1時間に1本程度というのがネックになります。
このため、バスでのアクセスが理想ですがバスは時間が読めないという難しさがあります。何も問題がなければ片道1時間ですので、往復で2時間。待ち時間も入れて3時間くらいと考えてください。
バスは地下鉄積水潭駅の東にある徳勝門バスターミナルから乗ります。北京国際空港から積水潭駅までは片道で1時間と考えると、こちらは往復で2時間〜2時間半で計算できます。
これにより、移動時間として5時間〜5時間30分は見ておく必要があります。
八達嶺長城にはどれくらい滞在するもの?
八達嶺長城についたら、すぐに引き返すというわけにはいきませんよね。しっかり自分の足で歩いてみたいかと思います。そう考えると、1時間から2時間くらいは滞在したいところです。
食事をするならもう少し時間が欲しいところですが、万里の長城での食事は割高ですので、できれば街に戻ってからのほうがおすすめです。
北京国際空港からはタクシーで万里の長城に行く
移動時間と滞在時間を合わせると空港から八達嶺長城まで最短で6時間、長くて7時間半の時間があれば観光できるということが分かります。思ったよりも時間がかかりますよね。トランジットの短い時間ではあまりおすすめできません。
ただ、裏技ではありませんが5時間程度の空き時間で、万里の長城を観光する方法が1つだけあります。それが北京国際空港からのタクシーチャーターです。北京国際空港から市街地に入るから時間がかかります。
だったら、直接タクシーで乗り付けるというのが時短になります。八達嶺長城までなら片道1時間15分くらいですので、往復でも2時間30分です。1時間30分の滞在でも4時間あれば十分です。
渋滞がこわいという場合は、市街地に入らない慕田峪長城に行くという方法もあります。こちらも片道1時間15分程度で行くことができます。ただし、慕田峪長城は敷地に入ってからの移動が長いという面倒くささがあります。
いずれもタクシーを使えば、4〜5時間での万里の長城観光は可能です。タクシーのチャーターは500〜1000元くらいが目安になります。かなり割高に感じるかもしれませんが、80km近い移動かつチャーターですので北京でもそれくらはかかります。
その金額に見合うかどうかは人それぞれですが、予算に余裕があるのであれば待ち時間の使い方のひとつとして考えておいても良いかと思います。
まとめ
北京国際空港から万里の長城まで安く行きたいなら、戻ってくるのに6時間〜7時間半を考えておきましょう。戻ってくる時間のリミットはフライト時間の2時間前です。
予算に余裕があり、どうしても万里の長城まで行ってみたいというのであれば、空港からタクシーをチャーターするという方法もあります。これですと4〜5時間くらいの時間があれば空港まで戻ってこれます。
この場合、渋滞のリスクを回避したいのであれば、八達嶺長城ではなく慕田峪長城を選ぶことをおすすめします。
また、タクシーやバスは渋滞を回避するのが難しいので、土日などの休日、旧正月の時期などは万里の長城往復は諦めて、市内観光を楽しみましょう。市内観光でのおすすめスポットは別記事でご紹介していますので、そちらをご参考ください。