北京観光をするにあたっての目玉といえば、北京動物園のパンダですよね。とても愛くるしい姿は、本場中国で必ず見ておきたいところです。ここではそんな北京動物園の楽しみ方をご紹介します。
パンダ館とセットのチケットを購入する
北京動物園のチケットは少し複雑で、基本的な考え方としては「パンダ館は別料金がかかる」「季節によって値段が違う」の2点を頭に入れておいてください。そのうえで、下記の料金をチェックしておきましょう。
旺季(4月〜10月)
入場料:15元
パンダ館入場料:5元
共通券(联票):19元
淡季(11月〜3月)
入場料:10元
パンダ館入場料:5元
共通券(联票):14元
季節によって北京動物園への入場料が15元と10元の違いがあり、パンダ館は年間通して5元です。パンダ館のチケットは北京動物園内でも購入できますが、通常は入場料と一緒に共通券(联票)を購入します。
「联票:lian piao(リャンピャオ)」と言えば通じます。必要な枚数を指で伝えれば中国語が話せなくとも問題なく購入できるはずです。
パンダがメインなら朝早くに行こう
せっかく北京動物園に行ったのに、パンダが1ミリも動かないという時間帯があります。北京まで行ったなら、活動的なパンダをみたいですよね。もし活発に動き回っているパンダを見たいなら朝早くがおすすめです。
とはいえ、早すぎても大変ですので9時くらいがベストです。ちょうどパンダの朝ごはんのタイミングになるため、1日中だらだらと過ごしているパンダも、このときはしっかりと起きて動き回ってくれます。
ちなみに動物園の営業時間も季節ごとに違います。
営業時間
旺季 4月〜10月:7:30-18:00
淡季 11月〜3月:7:30-17:00
オープンはどの季節も7時30分ですので、早めに到着する分には問題ありません。ただし、パンダ館は何度も出入りできませんので、入場する時間には気をつけてください(追加で5元払えば見れます)。
いずれにしても、他の動物も元気がいいのは午前中です。北京動物園に行くなら朝ごはんを食べてからすぐに行くのがおすすめです。
動物園に入って東側から見る
北京動物園は東西に約1km、南北でも約500mもあります。ここを目的なく歩くと疲労困憊になってしまいます。すべての動物を見て回るとなると、1日滞在しないと難しいかもしれません。
他にも北京で観光したい場所もあるかと思いますので、動物園に行く前に見たい動物をいくつかに絞っておきましょう。北京動物園で見ておきたいのは下記の動物たちです。
- パンダ(熊猫)
- キンシコウ(金絲猴・金丝猴)
- 四不象
他にも北京動物園でしか見られない動物も多く、どこに何がいるかを把握するだけでも大変なことになります。よく分からないという場合には、動物園に入って東側に回っていきましょう。
虎山、熊山、猿山など人気の高い動物がそちら側に集まっています。動物園の正門から入って、流れに沿っていくと目の前にパンダ館があります。まずはパンダ館を見て、そこから東側(パンダ館を出て左手方向)に向かいましょう。
動物だけでなく景色も楽しむ
北京動物園内にある暢観楼は、西太后が紫禁城から頤和園に向かう途中に使った離宮のひとつで、北京動物園の正門はその時代に建てられた建造物です。このような歴史的建造物が動物園内には多く残されています。
そもそもは清王朝時代に皇族が庭園として整えた場所ですので、景色がとても美しい場所でもあります。観光客が多くて、くつろぎの場所にはなりにくいかもしれませんが、歩き疲れたら木陰に入って動物園内を見渡してください。
きっと庭園としての美しさも感じられるはずです。
動物園ですので、動物を見て回るのもいいのですが、北京内でもこれだけ自然豊かで美しい庭園は他になかなかありません。まずはパンダを見て、そこからは公園を散策しながら動物も楽しむというのがおすすめの歩き方です。
北京動物園の基本情報
住所 | 北京市西城区动物园西直门外大街137号 |
開園時間 | 旺季 4月〜10月:7:30-18:00 淡季 11月〜3月:7:30-17:00 |
料金 | 旺季 入場料:15元 パンダ館入場料:5元 共通券(联票):19元 淡季 入場料:10元 パンダ館入場料:5元 共通券(联票):14元 |
北京動物園へのアクセス
地下鉄4号線・動物園(动物园)駅下車
北京動物園へは、地下鉄4号線の動物園駅を下車してください。以前、日曜日などの混雑時には、動物園駅に電車が止まらないというようなこともありました。最近はありませんが、そんな可能性があることだけ頭に入れておきましょう。
もし動物園駅に電車が停まらなかったら、国家図書館駅もしくは西直門駅で下車しましょう。そこからバスか徒歩で動物園の入口まで移動しましょう。
ちなみに、動物園には北京動物園西北門という地元の人しか使っていない出入口もあります。国家図書館駅から向かう場合には、北京動物園西北門を目指すとすぐに動物園に入れます。